底辺のおっさんブログ

こじらせた底辺にいるおっさんの闇吐露パーリー

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ネットゲームが生きる目的になった

久しぶりの再会を経て、一気にアキと仲良くなった

毎日毎日飽きることなく遊んではチャットで何時間も話しをしてた

 

アキは誰とでも仲が良く、たくさんの友達がいた

その中で、おっさんの加入にしているギルドのギルドマスターとパートナーを組んでいた

 

最初はたんに一緒にいて楽しいだけの

いわゆるゲーム仲間的な位置づけだったので特別な感情はなかったように思う

 

ギルドマスターの男は、今のおっさんが言うのもなんだけど

なかなかのメンヘラだったようだ

ある時アキからその彼についての相談を受けていた

 

連絡先を教えてしまってからは昼夜問わず連絡が来ること

電話に出ないとものすごく怒ったり拗ねたりすること

メールもすぐ返さないと怒ること

聞いているだけでムナクソ悪かった

 

アキはリアル友達と共にネットゲームを始めたくちだったから

おっさんはその友達と一緒になってすぐ切り捨てるように言っていた

 

結果、当然ながらフラれる形になったギルドマスターの男は

それ以来ゲームにログインすることはなくなった

 

おっさんもそんなギルドに嫌気がさしていたと

アキの勧めもあって、アキのギルドに加入した

 

後々発覚したことなんだけど

そのギルドマスターはキャラクターを作り直し

アキのギルドに幾度となく潜入してきていた

 

言い方は悪いが

彼の存在があったからこそ

おっさんとアキの距離は急速に縮まっていったんだ

 

そしていつしかおっさんは

そんな顔も名前も知らない画面の中の「アキ」というキャラクターに恋をし始める

 

アキと会いたいがためにゲームにログインする

そのためにライフラインを最低限確保しなくてはならない

不純だけど、それが原動力

嫌なことがあっても

対人に恐怖しても

それでも仕事に行った

頭の中は1秒でも早く、少しでもたくさん話がしたい

そればっかりだったから

仕事の時間は思いのほか安定して過ごすことができた

仕事を辞めたり休みまくって金が無くなり

また何か月もネット環境の復帰に時間がかかってしまうことが一番怖かったから

だから頑張れた

 

いつでもアキは待っていてくれる

ギリギリの時間までパソコンの前にしがみつき

仕事が終われば文字通りダッシュで帰宅して

”寝落ち”するまでゲームの世界に没頭した

 

当時

おっさんのリアルはネットの中にあった

それ以外の時間が現実ではない別の世界

ゲームにログインしている時間こそが「生」だったんだ

 

ちょっとした廃人みたいでしょ

完全なる現実逃避

大多数の人からは恐らく理解されない状況

酷い状況だったな、と自分でも思う

それでも

そこがおっさんの全てだった

そこだけが「外」との唯一の繋がりだった

そして

生きる目的だった