底辺のおっさんブログ

こじらせた底辺にいるおっさんの闇吐露パーリー

窓から見える朝焼けが沁みて、美しい景色がささくれた心を刺す

おっさんの仕事場は高いところにある

エレベーターを乗り継いで結構上のほう

 

ベッドタウンっていうんだろうか

中心から少し離れたところに位置してるから

周りに高い建物はあんまりない

 

部屋は壁に囲まれた窮屈なところ

窓はひとつある

 

ひそかにおっさんの心を支えているのがその窓

 

夜明け間近の

黒から紺に変わって、徐々に明るくなっていく空を見るのが好きだ

 

中心から離れてることもあって

見渡す景色もなかなかイイ感じ

 

冷たいこの世界の

自分勝手に苦く淀んだ空を徐々に押し上げる光

 

朝靄に遠くの建物や山などの景色が滲んでて

早朝なので下の道路に走ってる車も人も少ない

取り残されて忘れ去られた都市みたいな世界を窓越しに見て

スゥーっと心が溶けていくような感覚がするんだ

ノスタルジーにも似ているかもしれないって思う

見えるのは近代の建物の風景だからノスタルジーっていうか・・・

うーん、うまく言葉にできないんだけど

そんな感じ

 

おっさんと同じで

日々、そのテンションや表情がコロコロ変わるところも

なんだか安心させてくれる

 

今日の空は強烈におっさんの心にぶっ刺さった

地平線の下から少しずつ明るくなっていって

いつものように真っ黒だった景色に色がつき始めたんだ

その地平線は時間を経るごとに赤みを増していって

紺色と朝焼けの朱色がくっきり分かれてる

朝焼けの色も

絵の具で描いたんじゃないかってくらい

グラデーションの色と色がくっきり分かれてて

色がついていたのは空の赤と紺

それと街の電気の光

あとは建物も雲も全部が真っ黒

そんな景色

 

それこそ

「命」

を感じさせるような空

 

不意に

地球は休むことなく人間が誕生する前からずっとずっと回ってて

きっと人間がいなくなってもずっとずっと回り続けて

その度に太陽も休むことなく昇ってきて

世界に命を吹き込んでいくんだなって思った

 

そんで

現実には地球が回ってるんだからおっさんも同じだけ回ってるんだけど

窓越しに居るおっさんだけが止まっていて

命を貰いそびれたピノキオみたいだなって思った

どんなに汚れていても真っ暗でも

休むことなく命と光が巡る世界で

おっさんだけ進むことができていないような錯覚

 

バンプオブチキンの「銀河鉄道」の聞きすぎなのか

詩人を気取りたいだけの中2病なのかわからないけど・・・

 

 

帰宅時

すっかり明るくなった空は雲ひとつない真っ青な晴れ空で

気持ちがよかったけど

おっさんの心と空のコントラストが

おっさんを嘲笑ってるようで

必死で「空を見てたら自分の悩みなんてちっぽけだろ」

みたいな、どこかで聞いたことのあるような台詞を呟いてみたけど

余計にツライ気持ちになった

 

それでも晴れててくれて

よかった

 

 

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